「キャベツの肉巻きラップサラダ」の巻/ねこごはん研究所#03

「キャベツの肉巻きラップサラダ」の巻/ねこごはん研究所#03

ねこにとって最高のごはんって? 健康的でねこも喜ぶ食事をめざす「ねこごはん研究所」 第3回目は、12歳になるオスねこ・エドワード研究員と、その家族のママさん獣医師・みかスン先生からの手づくりごはんレポートです。

※使用している食材やレシピは研究員各家庭の場合です。ねこさんの体質などによってはアレルギーが出るなど合わないことも考えられますので、導入は主治医に相談するなど個々の判断でお願いいたします。

3〜4歳のころにみかスン先生のおうちに引き取られたエドワード。高齢になってきたからか、最近は随分と食べ物を選り好みするようになったといいます。食べる量が少しでも増えるようにと、最近はササミ肉や馬肉などをドライフードに追加してもらっているとか。この状況なら、手づくりごはんも食べてくれるのでは?と、挑戦したメニューは「キャベツの肉巻きラップサラダ」です。
レシピ出展元は『お取り分け猫ごはん』。

おうちには2歳になる娘さんもいます。食が細い娘さんとエドワード、家族みんなで食べられるといいなと期待しながらつくったそう。

手づくり開始!

できたお料理がこちら。右がねこ用、左が人間用です

玄米のベースごはん(もしくは白米+炒り糠)+おからと、お料理を合わせてフードプロセッサーで混ぜたものがねこ用。お料理の焼き上がったものを切りながら、途中で崩れてしまったものをお取分け用に使用したそうです。

エドワード研究員、実食!

普段と違うカラフルなごはんに、多少怪訝そうな顔をするエドワード研究員。何度も何度も「これは本当に俺のメシなのか?」と聞いているようす……。

はじめは戸惑っていたエドワード研究員も少しずつ食べ始め、最後はしっかり完食。初めてなので食べないだろうと思っていたご家族は、思わず拍手を送ったといいます。

「エドちゃんと同じごはん!」と、パクパク食べてくれた娘さん。「ほら、早くエドちゃんも召し上がれ」と楽しそうだったとか。このあたりのエピソードは、本で紹介されている「同じものを食べて心が通じ合う」という効果が表れているのかもしれませんね。

みかスン先生より

栄養バランスをうまく計算する自信がないので、避けてきた手づくりごはん。でも、家族みんなで楽しむ食事はいいものだなと感じさせてもらえました。
手づくりごはんを与えてから数日が経ちましたが、便が柔らかくなるようなこともなく、安心しています。今後も体調を見ながら、エド様がお気に召してくださるのならば挑戦していこうと思います。

おまけ:今日のエドワード研究員

みかスン先生の妊婦さん時代、おなかをいたわるエドワード。優しい男です

エドワード&みかスン先生

2006年9月生まれのエドワード研究員。野良ママねこから生まれ、兄弟は早々に里子に出る中で取り残されていたところ、4歳目前にみかスン先生に一目惚れされ家族に。獣医師であるみかスン先生の国家試験や子育てなど数々の試練を一緒に乗り越えてきました。相当のビビりねこさんですが、みかスン先生には触られたくてたまらず爪切りすら喜ぶそう。お腹を壊しやすいのが悩み。