「アートファニチャーギャラリー」木の温もりが魅力の手づくり”子ねこ椅子”/ねこインテリア#01

「アートファニチャーギャラリー」木の温もりが魅力の手づくり”子ねこ椅子”/ねこインテリア#01

東京都内から自然豊かな長野県・伊那市に工房を移転して間もなく1年。「アートファニチャーギャラリー」の三木黄太さんが手がけるのは、オーダー生産の美しい家具たち。北海道産の樺(かば)材をメインに使用したその作品は、質のよい無垢材の特性を存分に活かして制作された一級品です。

特別な素材で作られるオーダー家具 

作品への期待が高まる工房の入り口

アートファニチャーギャラリーのデザインは、木材の面を荒く削り込んだ、味わい深いカットが特徴。見た目の面白さだけでなく、削り込むことで表面積が大きくなり、無垢材がしている呼吸(吸湿と排湿)が、より楽になるそうです。仕上げ用の塗料も、影響の少ない自然の塗料を使用し、使う素材にこだわっています。

夫でかわいい子ねこ椅子が人気! 

ねこの顔が背もたれに!

三木さんの家具は、どれも素朴で温かいデザインですが、注目は「子ねこ椅子」と呼ばれる子ども用の椅子。かわいいねこさんの顔が、大胆に背もたれとなっています。アートファニチャーギャラリーの特徴である、削り込んだ脚部や座面とのバランスもとっても素敵です。

向かって左側が通常サイズの子ねこ椅子、右側がちょっと大きめの子ねこ椅子。サイズとしては、大きめの子ねこ椅子でも子ども用です。しかしこの子ねこ椅子、大人が踏み台に使っても平気なくらい、ガッチリ丈夫な素材・作りになっているそう。さらに「万一破損した場合、期限を設けずに修理対応」というアフターサービスが付いているというので、ますます心強いですね。

オプションサービスで、世界に1つだけの椅子に

ひじ掛けがあれば小さなお子さまも安定して座れます

子ねこ椅子にはいくつかのオプションサービスがあります。1つは、ひじ掛けを付けること。ひじ掛け付きなら、小さな子どもが初めてお座りする椅子として、ぴったりですね。もちろんひじ掛け部分も丁寧に木材の角が取られているので、木の手触りが楽しめそうです。一度つけたひじ掛けも、子どもの成長に合わせて外すことができるので長く愛用できますね。

さらに、もう1つのオプションは、座面の裏にアルファベットや数字を刻印するサービス。子どもの名前や誕生日を刻印してもらえば、出産や誕生祝いにもぴったりです。ねこ好きのご家族や、ねこと暮らすご家庭へのプレゼントにしたら、とっても喜ばれそうです。

過去にはキャットタワーや「ねこ板」も

過去には、キャットタワーのオーダーを受けたこともあるそうです。こちらの画像がその作品。削り込んだ3本の柱は美しく、香箱座りをしたようなねこをかたどった背板もとってもユニーク。こんなキャットタワーがお家にあったら、素敵なねこカフェで暮らしてるような気分に浸れそうです。

独特なデザインでもはやアート作品。普通に棚として使っても
キャットタワーの背板はねこ!

ねこモチーフの作品は他に、家具の端材で作るレアアイテムの「ねこ板」があります。ただしこれは、いい具合に板が余ったときのみ作られるので、残念ながら注文は受けていないとのこと。ねこ板とは、 長火鉢に付属する袖机の上の板のこと。火鉢の熱で板が暖かいので、ねこがうずくまっていたということからきているとか。

その長火鉢の板をイメージして作られたのが、アートファニチャーギャラリーのオリジナルねこ板です。温まっていなくても、ねこさんがこの板の上に座り込むこともあるらしいですよ。感触がいいのでしょうか。

運がよければ入手できるかもしれない…ねこ板

オーダーしたくなったら、ブログチェック

ねこ板の例外もありますが、アートファニチャーギャラリーでは相談すれば、原則、希望に沿った家具を作ってもらえます。価格や家具のデザインなどについては同工房のブログが参考になります。今まで納品された家具が、わかりやすく掲載されているので、ブログをじっくり見ることで、具体的にイメージしやすくなるでしょう。

ところで、三木さんは、家具職人であるとともに、プロのチェリストでもあります。日本やヨーロッパで活躍する「パスカルズ」という、人気アコースティック・オーケストラのグループの一員です。毎年のように海外へ演奏ツアーに出かけているので、そうした期間にはオーダーの相談を受けられないこともあります。ツアーの予定なども工房の公式HPに掲載されていますので、チェックしてみてくださいね。


Art Furniture Gallery 

公式HP:http://www.mikikota.net 
パスカルズ:http://www.pascals.jp/