ねこと暮らす建築家がつくった、ねこと人のためのスタイリッシュ家具

ねこと暮らす建築家がつくった、ねこと人のためのスタイリッシュ家具

「雑誌の1ページのような部屋にしたい」と思っても、ねこと暮らしていると、どうしても”ねこさまファースト”となってしまいがち。気づけばちぐはぐなインテリアに囲まれて、スッキリしない…というお悩みを抱えているトレマグ読者も多いのではないでしょうか。もしかしたらそのお悩みが一挙に解決するかもしれないのが、こちらのスタイリッシュな家具、NY&(にゃんど)です。

NY&とは?

NY&は、ねこにとってはキャットタワー、人にとっては飾り棚という、何とも欲張りな家具。印象的なのは、ねこと人、互いの欲しいものを譲歩することなく、洗練されたフォルムを実現していること。見た目だけではなく、実際にねこにも人にもとても実用的なのです。デザインは極限までシンプル。これは「ねこが引き立つように」という作り手の思いです。

ねこ寄りではないけれど、主役はねこ。そんな小粋な”ねこ人家具”を企画制作しているのは、家具メーカーではなく、アンドロッジ(台東区)という設計事務所。同社の代表取締役で一級建築士の畑山慶さんが、NY&の生みの親です。

きっかけは家族に迎えた保護ねこたち

畑山さんはQ太郎とP子という元保護ねこと暮らしています。3年前、彼ら2匹を引き取るか否か悩んだ理由が、NY&の商品化のきっかけだったそうです。その理由とは、お世話の大変さやいたずらが心配、といったものではありませんでした。ねこの必需品である、キャットタワーなどのねこ用品を揃えなければならない…ということだったのです。

ねこのためには遊べる空間をつくってあげたい。けれど、こだわってリノベーションした自宅の室内が、ねこ用のポップな家具や設備で埋め尽くされることを想像すると、どうしても二の足を踏んでしまったそう。ねこしか使えないものが部屋を占拠していく…という不安もあったといいます。

欲しい家具がないならつくればいい

P子さん。クールビューティー
Q太郎氏。甘えん坊で食いしん坊

しかし、探しても探しても畑山さんが求める「シンプルで他のインテリアに馴染む」ねこ用品がなかったのです。負けず嫌いでとことんディテールにこだわる畑山さんは、とんでもないことを考えます。「ないならつくればいい。ねこを迎えよう」。家具ブランド”NY&”誕生の瞬間でした。

待ちに待ったねこは、知人を介して迎えた保護ねこたち。足を骨折して福岡市内を彷徨っていたQ太郎と、きょうだいねこを病気で亡くして1匹になってしまった、都内の元野良ねこP子でした。当時生後3カ月くらいだったそうです。2匹で迎えたのは、「ふたりで遊べるように」「家を空けることも多いから、寂しくないように」。そして2匹と一人の生活がスタート。畑山さんは、自宅の棚や柱を利用したり、ねこの遊具を自作したりしては、家具の構想を立てていきました。

ねこのため、人のため、こだわった細部

こうして生まれたNY&は、ねこが楽しく使えるのはもちろん、人にとっても使い勝手が良いものになりました。建築デザインが本業の制作チームですから、インテリアとしてのクオリティの高さは言うまでもありません。

ベンチやスツールにもなる一段目。大きな本もスッキリ

商品は細部にわたって畑山さんのこだわりが具現化しています。例えば、一見普通の棚に見えますが、NY&は一般的な家庭内の家具や設備と高さが合うように計算されています。1段目は人が座りやすい高さに、次の段はデスクの高さに一致します。だから手持ちの家具と合わせも違和感がないのです。

また、各棚の高さも工夫されて、どんな本でも棚差しや面陳列ができるのもポイント。書棚として使った時にきれいに収まるので、見た目を美しく保てます。これが意外と既存の棚に少ないのです。

手持ちの家具と合わせると、変化に富んだおしゃれな空間に

そして、ねこにとっての使用感も徹底追及。ゆったりとした段差と面積をとり、老猫や子ねこでも登り降りしやすくしてあります。隠れたり潜ったり、お昼寝したり。より高いところへ行くためのアクセスとしても重宝されています。NY&を導入している保護ねこカフェでは、店内を張り巡らせたキャットウォークへの導線として、ねこたちに人気だそうです。

角を面取りしてあるのは安全性もさることながら、さりげなく”ねこ耳”をイメージさせているのだそうです。正面切ってねこに媚びることはしないという畑山さんですが、ねこへのあふれる愛情はこんなところで表現しているのですね。

隠れるところも多く、ねことって楽しい基地に

バリエーションは3種類

いずれもユニークな形状は、とかく平べったくなりがちなお部屋に変化をもたらせ、ランドマークとなりそうです。パーテーションとして使うと、新たな空間が生まれ、まるでリノベーションをしたよう。カラーはどんな室内にも違和感がないように、ナチュラル系の4色が用意されています。

TREE SHELF

使いやすいコンパクトサイズです。コーナーを覆うように置いても、パーテーション代わりに使っても便利な棚です。

¥116,000 (税別)

ROOT SHELF

スツールとしても使える独立棚付き。幅広で抜けも大きいので、窓辺に置いても光が遮られず、おしゃれな空間がつくれます。

¥ 120,000 (税別)

CAVE SHELF

ねこ用のくぐり穴が付いたタイプ。穴からも光が入り、陰影の美しい棚です。穴は蓋付きなので、塞いで”人用”にすることもできます。

¥148,000 (税別)


NY&
置くだけでプチリノベーション!
https://www.nyand.shop/

(編集部)