ねこ本書評

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『猫のとらじの長い一日』今川はとこ著 〜猫エイズを発症した、余命3日の愛猫と〜

もし、愛するねこが余命3日と宣告されたら——? 30代独身OLの「私」と、ねこエイズキャリアの「とらじ」の、エイズ発症から始まる日々を描いたマンガエッセイ。いつか来るお別れの時を思いながら、ねこエイズキャリアもノンキャリアも、すべてのねこと暮らす人に読んでほしい作品です。

『きりこについて』西加奈子著〜ねこが尊敬する少女の波乱万丈な人生

ユニークな作風で人気の作家・西加奈子によるねこ小説。黒ねこ・ラムセス2世が尊敬を捧げる自信家の少女きりこは、初恋の少年によりによって「ぶす」という言葉でフラれてしまいます。魔法が解けたように自信を失ったきりこは、心を閉ざし引きこもりに。やがてラムセス2世が見守る中、きりこに不思議な能力が目覚めて…。

『おかゆネコ 1』吉田戦車〜しゃべるねこがお粥を振る舞うねこマンガ

ナンセンスなギャグと、キュートなファンタジーが入り混じった作風が魅力の吉田戦車さんによるマンガ作品『おかゆネコ』。しゃべることもできてお料理もできるという、自立したねこの”ツブ”が主人公。可愛くもシニカルなねこ、ツブが活躍する楽しいねこマンガです。